愛知県一宮市・大塚邸
吹き抜けの玄関ホールを増築して
北向きの家を南向きにリフォーム
7年前に新築したばかりの大塚邸。1階がご両親、2・3階がご夫妻と娘さんの住まいという2世帯住宅です。当時は南側の土地を所有していなかったため、玄関を北側に設けた北向きの家となりました。この度、南側の土地を購入することが叶い、念願の南向きの家にリフォームしました。

家族構成/ 5人(ご両親、ご夫妻、長女)
築年数/ 7年
工 期/ 100日
費 用/ 約1,000万円
■南向きの家にしたい
       
南側の土地購入を機に、北向きだった家を南向きにしたい
玄関ホール   大塚邸ではリフォームにあたり、インターネットで施工業者を探すことからスタート。検討して絞り込んだ3社に「北向きの家を南向きにしたい」という要望と予算を提示し、コンセプトとプランを提案してもらいました。最も気に入ったのが、「吹き抜けの玄関ホールを南側に増築する」というもの。吹き抜けに折れ階段を設けて1・2階をつないだ、機能的で斬新なプランです。南向きの家というコンセプトを最大限に生かしたのが、壁面のほとんどともいえる面積をガラス面にした大開口。外と中がオープンに融合し、空の色や雲の形までもがインテリアのひとつになっています。白とステンレスの空間に光が降り注ぐ、自然と一体したコーディネートです。また、かつて屋外に向けられていた出窓をそのまま残し、周りに収納や飾り棚を設けて意匠的なアクセントに。お母さま秘蔵の花器が彩りを添えます。
     
出窓   大開口部  
 

■デザインにこだわりたい
       
納得のいくまで自分たちのセンスを生かしたい
玄関ドア シースルー階段 蓄光タイル
         
トータルなコーディネートからディテール、材質までにこだわりを持つご夫妻。迷ったときには工務店のデザイナーさんと相談を重ね、「プロの意見を聞けてよかった」と奥さま。その感性が随所に見られます。外観に合わせたモダンデザインの玄関ドア、大理石調の床タイルとたたきのテラコッタの組み合わせ、1部にはご主人のご友人が日本で初輸入した蓄光材のタイルを採用。手すり壁と蹴込み板のないシースルー階段はオブジェのような存在感を放ちます。また階段沿いの壁には、絵画やペルシャ絨毯を掛けられるよう30kgまで耐えられる補強を施しています。全体を白とステンレスでまとめた色彩計画も、シンプルモダンの空間には正しい選択だったといえます。

■2世帯の交流を深めたい
     
生活が各々独立していたので、リフォームを機に2世帯の絆を強くしたい
共用リビング
これまでは玄関が別々だったため、どうしても生活が別れがちでした。増築によって共通の通り道ができ、動線が交わるようになりました。特に玄関の左手に設けた2世帯共有のリビングは、家族が自然と集まる交流の場に。階上から吹き抜けを通して聞こえてくる孫娘の元気な声に、同居の喜びを感じるご両親です。また共用リビングの上は、吹き抜けに面した勾配天井のホールで、奥さまお気に入りの読書コーナーになっています。
読書コーナー 2階廊下  


今回の事例で、まず特筆すべきなのは、発想の斬新さだろうと思います。北向きの家を南向きにしたいという要望に対して、大空間のホールを増築することによって、間取りを変えることもなく見事に解決しました。大胆なアイデアで、全面リフォームとも思えるプランとして蘇らせた成功例といえます。
そして、この発想をさらに完成度の高いデザインにまとめ上げたのは、施主さんと工務店さんとの充分な話し合いによる相乗効果の結果でしょう。蓄光材タイルの採用やオブジェのようなシースルー階段など、随所に斬新な採用をしながらも、全体は極めて調和がとれている点からもうかがわれます。コミュニケーションがもたらした好例と思います。

今回の増改築について、奥さまにお話を伺いました。
まだ築7年でしたが、待望の南側の土地を購入できたことでリフォームに踏み切りました。最初にプランを拝見した瞬間に、斬新でモダンなデザイン、そして大胆なほど大きな開口部分が気に入りました。想像以上の開放感で、実際の日当たりもそうですが、家族全員が一緒にいる時間も増え、文字通りこれまで以上に明るい家庭になったような気がします。
家族

 

 

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