長野県・嶋崎邸
家族構成/3人(ご夫婦、長男)
築 年 数/100年
工  期/245日
費  用/約4,000万円
外壁は柱が外に出ている真壁で、柱との間にスキマがありました。そのせいか断熱性が低く、冬は家の中にいても寒さが厳しく感じられました。玄関は狭く、すぐ廊下に通じていて閉鎖的な印象でした。
リフォーム前
10畳の和室を、吹き抜けのある開放的な玄関ホールにしました。むき出しの梁が、この家の歴史を物語っています。壁と屋根には断熱材を施し、外に出ていた柱を中に隠すことで断熱効果を高めました。


水まわりは、設備の老朽化や使い勝手の悪さが不便な点でした。下水道の共有化をきっかけに、将来のことを見据えたリフォームをしたいと思っていました。
家族が増えたときのことを考え脱衣所は広めにとり、浴室は段差のないバリアフリーのシステムバスルームに。さらにシステムキッチンには食器洗い乾燥機をビルトイン。後片付けがラクになって、とても助かっているそうです。


あまり有効利用されていない2階の和室。息子さんが結婚して2世帯になった時のために、機能的で暮らしやすくしたいと考えていました。
ミニキッチンとトイレを新設し、和室と物置だった部屋をすべて洋室にしました。壁には杉板を貼って、ペンション風の若々しい空間に仕上げています。

2世帯住宅にする際は、それぞれの生活パターンやプライバシーの問題を考えなくてはいけません。たとえば食事を一緒にとるかどうか、浴室は別々にするかどうかなど。両世帯が暮らしやすい住まいにするために重要ですので、よく確認しておきましょう。

築100年の古民家が、見事に再生しましたね。
そうですね。現代の暮らしに合わせてつくり直していけば、まだまだ充分に住み継いでいける家だと、改めて実感しました。設備などを入れ替えて便利になっただけでなく、古いものの良さを魅力的に見せてくれた改修のおかげで、なんだか生活そのものが新鮮に感じられるんですよ。
改修によって、新たな輝きを放ちはじめた嶋崎邸。古民家の伝統はそこに住まう人の喜びとともに、これからもしっかり受け継がれていくことでしょう。

 

 

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